最近、抗糖化というのがはやり始めています。
化粧品業界では10数年前から抗糖化の必要性について
原料メーカーから提案がされています。
ただ、昔は美白ブームがありましたし、抗糖化では消費者の心に
響かないということで、ほとんど採用も宣伝すらされていませんでした。
ところがここにきて、古くて新しいと形容すべきでしょうか、
あまり宣伝されていなかった抗糖化について、取り上げるメーカーが増えてきま
した。
糖化というのは、糖がくっつくことなのですが、
どこにくっつくかというとアミノ酸やたんぱく質にくっついていきます。
くっつく糖というのは、食べ物由来の糖です。
たとえば、コメや小麦はでんぷんの塊ですが、このでんぷんが消化されると
たんぱく質に化学反応を起こす糖になります。
もちろん大半の糖はエネルギーとして燃やされますが、
まあ、へそ曲がりの糖がいて、彼らは素直に燃えず、
たんぱく質とくっつくことを選ぶわけです。
この糖化がもっとも激しいのは、血管です。
糖は血管の中を通って各組織へ運ばれていきますので、
糖が最初のターゲットにするのが血管となります。
血管に糖が付着すると、血管が狭まったり、硬くなったり、
いわゆる動脈硬化の原因となります。
脳はでんぷんが分解して出来るブドウ糖にエネルギーを依存していますし、
糖がたんぱく質を劣化させるからといって、全く使用しないわけにはいきません
。
そこで、人間の体は進化の過程において、血液中の糖の濃度を一定にして、
エネルギー源としてうまく利用しつつ、糖化を抑えるようにしています。
ただ、一定の範囲内に保つといっても、限界があって、
たとえば食べすぎると余分な糖分が増えすぎて、体に負担を掛けるようになりま
す。
これが結果としてたんぱく質の糖化を早め、動脈硬化や糖尿病を引き起こします
。
そこまでいかなくても、肌へ供給された余分な糖が
コラーゲンやエラスチンと反応して、これらの老化を促進させていきます。
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